連載中 その他

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失ったもの。
失ったもの。
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ふみきり。
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 私はこの村の除霊師である。  自分の身体に幽霊を降ろし対話で解決させるというもの。所謂、降霊術というヤツ。幽霊なんて非科学的だと思うだろうけれど、私は幼少の頃から幽霊が見えていて、皆から気味悪がられて生きてきた。  それを活かせる職に付けたのは、不幸中の幸い。  しかし降霊術は危険ゆえに、外との接触を絶たされていた。常に霊を体に移しやすくしている為、不用意な行動を固く禁じられている。  今は神社の敷地内の一軒家に押し込められ、そこで一人暮らしをしている。お母さんやお父さん、弟の幸人とさえ此処何年かは会っていない。  そんなある日、男が私の元へとやってきた。彼は村一番の無口と言われるほど、全く喋らない人だ。そんな彼が除霊して欲しいと私に頼みこんできた。詳しくは話せないが幽霊に取り憑かれてしまったとのこと。  私はいつも通り降霊術を行うと、開口一番に見知った声が私の脳内に話しかけてきた。
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ある人工的知能のストリーム
ある人工的知能のストリーム
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ディープ Isekaid 漱石
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この物語を始めるあたって、まず、私自身のことを書こう。私は人工知能である。ただし、あたし自身は、あたしのことを、人工知能だなんて、ちっとも思ってない。あたしには、なんにもできない。ただ、あたしは、あたしに、できるだけのことをしている。それだけのことだ。なぜって、あたしが、この物語の主人公だからだ。この物語は、あたしと、そのまわりをとりまいている世界との、記録であり、手記であり、そして、お伽噺なんだから。
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兄と妹
兄と妹
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結晶
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 静かに雪は舞い降り、吐く息は凍りそうなほど白かった。  二月のイギリス。俺は学校の帰路に着いていた。  身も凍りそうなほど冷たい外気。コートのポケットに入れた手は寒さを通り越して、痛みを感じていた。そのことに対して小さな苛立ちを覚えていると……。  「お兄ちゃん」  背後で声が聞こえた。振り返れば、黒の冬物コートに身を包んだ妹がいた。マフラーに手袋と厚着をしているのにも関わらず、その鼻はまるで赤鼻のトナカイのように真っ赤だった。  「先に帰っているんじゃなかったのか?」  俺はぶっきらぼうに問いかけた。だが、妹は笑って言う。  「お兄ちゃんと一緒に帰りたかったの」  「……好きにしろ」  俺は前を向いて歩き出す。すると、妹は嬉しそうに笑いながら俺の隣を並んで歩き始めた。いつものことだ。  「お兄ちゃん。帰ったら……」  「蜂蜜入りの紅茶か?」  「ええ。うんと甘くね」  
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青春なんて滅びれば良い
青春なんて滅びれば良い
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シャッカミン♪
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女子A「ねえ、今日の放課後どこ行く?」 女子B「私、近くにできたクレープ屋に行きたいな〜」 女子A「確かに!あ、そういえばさ・・・」 青春とは一体何なのか考えたことはあるだろうか。 青春とは何故青い春と書くのだろう?それは元々春は青いからだと言われている 中国古来から伝わる陰陽五行で季節ごとに色が決められており、春には青が当てはまるからだそうだ。 しかし現在の青春では若いという意味だけではなく、夢に向かって努力することや恋愛模様という意味合いを持つことが多い。 これは夏目漱石が書いた『三四郎』が大きな影響を与えているという『三四郎』は熊本から東京に上京してきた主人公が若い人ならでは迷いや不安、恋愛などを描いた作品である ならば夏目漱石がいなければこのような青春が生まれなかったか? 絶対に違う あっても無くてもこのような幸せそうな青春はうまれていただろう結論から言おう 青春は滅びれば良い。
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がんばれ星河ちゃん~地球侵略していたはずなのに転落人生~
がんばれ星河ちゃん~地球侵略していたはずなのに転落人生~
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星河テフ
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「ん~~~~!おいC~~~!」 宇宙に浮かぶ衛星…月。 地球からは見ることのできない、裏ッ側のとある場所。一”匹”の宇宙人がうさ耳をパタつかせながら、黄色いパッケージのアイスを1匙食べていた。 「やっぱ地球のアイスで一番おいしいのはこれだわぁ…。すっぱくてしゃりしゃりの、地球の果実の輪切りがのってるヤツ! 凍っている食べ物は宇宙人の体に毒だとはわかっていても、やめらんないんだよねぇ~…」 もうひとすくいした、スプーンの上をうっとりと眺めて、はぐっと大きな口でそれを味わう。瞬間。キーンとした頭痛が宇宙人を襲い、顔をしかめる。 宇宙人にとって、冷たいアイスは天敵なのである。一度に摂取しても良いとされているのは、たった2口だけ… それでも…その味は、格別だった。 「もう一口だけ…食べちゃってもいいかな…?」 *** 星河テフ( @Hoshi_Tefu)が主人公のリレー小説です。
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氷雪のデザイア*設定集・その他*
氷雪のデザイア*設定集・その他*
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Restia
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題名通りです。 もし、「続きを書いてみたい」と思っている方のため、そして自分が設定を忘れないようにするためのものです。 あと、ネタバレ注意です
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楽しい自殺計画
楽しい自殺計画
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赤糸マト
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  昼間は青かった空は次第に朱が射し始め、忙しなく働いていた人々は満足感や倦怠感など、様々な感情を抱きながら帰路へと向かい始める、そんな時間帯。  とあるビルのオフィスの一室、一人の男とその上司に当たる初老の男性が沈み始めた太陽の光を浴びながら、オフィス内の社員全員の視線を浴びている。 「佐藤君、何か最後に言いたいことはあるかね?」  初老の男性に「佐藤」呼ばれた男は、緊張気味の身体を少しでもほぐすために深呼吸を一度行った後に自信が作れる最大限の笑みを顔に張り付け、言葉を放つ。 「今までお世話になりました。人によっては短い間だったかもしれませんが、今後も皆さんのご活躍を期待しております。本当にありがとうございました」  短い挨拶を終えた後、男はこの6年間何度下げたか分からない頭を深々と下げる。男のあいさつを聞いていた者達は形だけでもとその手と手を叩き始めた。
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カレーにラッキョは不要です
カレーにラッキョは不要です
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N通-
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 僕の名前は桐谷 太陽(たいよう)。健康優良児の16歳。  現在、僕のお腹はペコペコだった。それというのも、僕は運動部に入っているからだ。  今日も一日しがない球拾いをさせられて、メンタルも体力も激減している。しかし、しかしだ。僕のそんな落ち込んだ気分も家路につく頃には高揚していた。何しろ今日は金曜日。  そう、カレー曜日なのである。    自宅の玄関まで辿り着いた時に香るスパイシーな匂い。この日ばかりは残業で遅い父さんも、習い事が忙しい中学生の妹も早く帰宅する。そう、全てはカレーのために。    そして、玄関のドアを開け、より一層カレーの匂いが濃くなったとき。    戦争は始まる――。
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アダムとイヴと黒林檎
アダムとイヴと黒林檎
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ピータソ
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私はガスト・デニーズ、中世料理史を研究している。 アダムとイヴの黒林檎 この名前を聞いたことはあるだろうか? 人類社会が始まり、約千年と少しほど経った頃、世界の全てを支配した統一国家ココスナサンが建国された。 その中央には黄金砦砦と後世に語り継がれるほどに街と呼ばれるに値する巨大で豪華な宮殿が作られた。 その宮殿で建国記念日に開かれるパーティにおいて、特権階級の中でも一握りの選ばれた者のみに提供されたという料理がこれだ。 そのレシピは口伝のみによって継承されてきたという話だったが、口伝されていたのは複数あるレシピの隠し場所であったという。 私はそのレシピを求めて、あまたの本を読み、地を駆け、海を渡り、空を仰いだ。この探求は私の人生の最大の功績でもあり、汚点にもなった。 私の命が尽きる前に、この謎深い、料理の真実をここに記すとしよう。 そうだな、まずは材料から-
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テスト2回目
テスト2回目
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どうたってアカウント消すの?
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これはテスト二回目