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ゲソ太郎

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青い箱
青い箱
# ミステリー
ゲソ太郎
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「ここに二つの箱がある。片方は赤い箱、もう片方は青い箱。どちらか一つしか選べないとしたらどっちを選ぶ?」 彼が僕に問う。 真っ暗な何もない部屋で、下からライトアップされる鮮明な赤と青。 「赤い箱」 僕は答えた。 青い箱のライトが消え、箱は闇へと消えて無くなった。 残された赤い箱。 彼は蓋を取り去る。 「ジャーン!中身は汚れた万年筆でした!」 見覚えがある。たしかにこれは僕の万年筆だ。 …こんなに汚れてはいなかったけれど。 「人生は取捨選択の連続。君は赤い箱を選んで、そして青い箱を切り捨てた。その中身を見る機会は永遠に来ない」 僕は耐えきれなくなって彼に尋ねた。 「一体僕は何をやらされているんだ?」 「それが君の第一の質問でいいの?」 頷く。 彼の出す選択肢を僕が選んでゆくごとに、きっと一つずつ彼は質問に答えてくれる。 「これは君の"罪"を知るための時間だよ」

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