三人に手を出したあとも旅を続けながら主人公は他の女性にも手を出していった。異世界の共通認識より、勇者の精子を身に宿せば、強い子どもが生まれると信じられてきたからである。
しかしそのうちの一人が性病を持っていて、一回の行為で主人公は性病をうつされてしまう。それに気づかない主人公は、その後も何人もの女性とワンナイトを繰り返しながら、最初の三人とも関係を続けていた。
しかし徐々に身体に異変を感じ始めた。行為中に痛みを感じることがしばしば増え、医者に診てもらうと現代で言うウイルスに感染していることが発覚した。
症状は軽かったが、これ以上の粘膜の露出を防ぐために医者は主人公のモノを強引に切り落とした。
特殊な治療のため痛みはなかったが、仲間たちの目的は途中から主人公との行為に変わっていたため、翌朝役立たずになった主人公を置いて消えた。

その後勇者の姿を見た者は一人もいないという。

1 / 1